概要

「ロボット兵器は昭和30年代に実在したが、発展することなく失われたため実在が疑われていた」という設定を軸に構築された、独自のストーリーを持つリメイク作品。SF考証の確かさで知られる長谷川裕一の作風が発揮され、ロボット同士の活劇という原作に準ずる物語の一方で、ロボット兵器の消滅にまつわる経緯を描く。単行本1~2巻の巻末には、前述の設定に基づき、現代の研究者が著した論文の形で鉄人に関する考証がまとめられている。 なお、本編に続く「現代編」の構想が存在したが、実現しなかった。巻末論文の著者として名前のみ登場する「松井一郎」は、現代編の主人公として設定されていた人物である。

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ストーリー

昭和30年代初頭、日本のロボット兵器「鉄人28号」を操縦する少年探偵、金田正太郎の元に、アリス・ドラグネットと名乗る少女が現れた。時を同じくして、日本の各地に謎の怪ロボットが現れる。ヒトラーが敗戦直前に日本に運び込んだという「ナチスの秘宝」、10年の時を経て各国のロボット研究者に送られた7つの「皇帝の紋章」を、ロボット同士の戦いによって奪い合い全てそろえれば、その秘宝のありかが分かるというのだ。正太郎は、秘宝の奪取よりもロボット戦闘による被害を食い止めるためにこの争いに参戦する。果たして鉄人28号は、各国のロボット兵器に勝つことができるのか?そして「ナチスの秘宝」の正体とは?

登場人物

金田正太郎 本作の主人公。有楽町近郊に事務所を構える少年探偵。柔軟な発想力と天分の操縦センスによって、誰よりも巧みに鉄人を操縦することができ、それゆえに鉄人の所有を認められている。 アリス・ドラグネット 本作のヒロインを務めるオリジナルキャラクター。ポーランド出身の戦災孤児で、ロボット工学者ドラグネット博士の養女となる。ドラグネット博士の死後に紋章争奪戦に巻き込まれ、正太郎の元を訪れた。 敷島博士 鉄人のメンテナンスを担当する科学者。元は金田博士の助手であり、彼の理論に従って鉄人を完成させた。本作中では、正太郎の交際相手について、『太陽の使者 鉄人28号』や『超電動ロボ 鉄人28号FX』と記憶が混線するというメタフィクション的ジョークが登場する。 大塚署長

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